平田真希子さんのピアノ・リサイタルのご案内

平成22年4月18日 

 2001年の8月に初めて行なった私の日本での演奏活動は、「海外で活躍する若手演奏家を応援する会」、私の家族、そして沢山の方々の暖かい支援によってその後毎年続けられ、今年で10年目を迎えました。感謝の念に耐えません。

 感謝の表現として、今年はショパンの生誕200年に当たりますし、皆さまになじみ深い、美しいショパンの曲たちを中心に、今年生誕記念に当たる作曲家を並べたリサイタルを企画いたしました。題して「生誕記念の作曲家たち〜ショパン、シューマン、バーバー、W.F.バッハ」です。

 この中で一番聞きなれない名前のW.F.バッハはバッハの息子で、生前はかなりの成功を成し遂げた作曲家、1710年うまれです。今回お届けする鍵盤ソナタは、スカルラッティを彷彿させるような、鍵盤奏者の技巧を駆使する、面白い音世界です。サミュエル・バーバーはアメリカ人の作曲家で1910年に生まれました。彼の「弦楽のためのアダージオ」は、ベトナム戦争をリアルに描いた映画「プラチューン」のクライマックス・シーンを始め、色々な映画やドラマに多く使われる非常に美しい曲です。

 シューマンはショパンと同年の1810年に生まれました。ショパンに負けず劣らず、音楽においてもその人生においても完璧なロマンテイストですが、同時にショパンと正反対の要素も多い、ショパンとの比較検討が面白い作曲家です。これら3人の作品を年代順にご紹介して、音楽史の流れを楽しんで頂いた後で、後半はショパンをたっぷりお楽しみいただきたい、と思っています。

 この10年、色々在りましたね。こうして皆さまと音楽を通じてつながれることを、感謝しきれないことと心して、これからも演奏を続けていきたいと思っています。

 再会を楽しみに、                                         平田真希子




 平田真希子さんが世界的ピアニストとして世界を舞台にご活躍されていることについては本ホーム・ページで既にご紹介済みですが、母上の平田順子さん(43年卒・19期)から真希子さんの感謝の手紙を添えて、日本での演奏活動10年目を記念するピアノ・リサイタルのご案内があったものです。ご盛会の程を祈念いたします。

 なお、チケットは下記でもお求めになれます。


      〒244−0803 横浜市戸塚区平戸町 1212−74
               平田仁志、順子
               TEL/FAX 045−826−2348
               メール jhirata@c3-net.ne.jp



                     (紹介人:HP管理人 福間三郎)