平成25年度東京双松会総会・懇親会報告
平成25年11月17日
去る10月19日(土)アルカデイア市ヶ谷(私学会館)において第58回東京双松会総会が開催されたのでその模様を以下に報告します。
今夏の猛暑の影響でしょうか参加者が例年に比して幾分少なめでしたが、今回も北高校長先生、双松会々会長、近畿双松会役員の方々のご参加もあり、盛会でした。常松治郎さんの司会により会は進行し、冒頭、泉宏佳さんの後を受けて事務局長に就任された中村康一さんが開会の挨拶をされ、東京双松会の事務所を民間の専門会社に移設したのを機に、事務の効率化をはかり、今後は40年卒組が中心となって会の発展に尽くして行きたいとの決意表明がありまた。
中村康一さんの開会の辞を受けて、芦田昭充東京双松会々長が登壇され、次のごとくスポーツマンらしい挨拶をされました。
![]() 芦田昭充東京双松会々長(昭37年卒)ご挨拶 2020年の東京オリンピック招致決定を祝いたい。昭和39年の東京オリンピックの際は、大学2年生で京都から夜行列車で上京し、1日だけ観戦を楽しんだ。2020年のオリンピックでは多くの競技を観戦したいと今から楽しみにしている。実はIOCの決定前に13人の経済人と安倍総理にお会いする機会があった。安倍総理はライバル都市のマドリッド、イスタンブールはそれぞれに深刻な問題を抱えており、東京に絶対的な自信を持っておられた。東京オリンピック招致そのものがもたらす経済効果に加えて、アベノミクスがもたらす円安効果で日本経済は2つのメリットを享受している。東証一部に上場している全社の来年3月期の予測決算では経常利益で20%増、純利益で40%(6兆円)増が期待されている。二つ目の効果として日本が海外に保有している資産 7兆ドルの実質価値の増加がある。これらの効果に伴い従業員の賃金のアップも期待されている。 先日、加山雄三のデイナーショオーと聖路加国際病院の日野原重明氏の講演会を聞く機会を持った。加山氏は77歳にしてあの声量、元気の素は肉からタンパク質を採っているからとのこと、102歳になられる日野原氏はオリーブ油を使った食事を毎朝採っているとのこと、自分は70歳を超えてから主として魚からタンパク質を採るようにしてきたが、今後は二人にならって肉食を増やし、健康を維持して、7年後のオリンピックの全競技を楽しみたいと思っている。 芦田会長に次いでご来賓として登壇された河原一朗北高校長先は以下のごとく挨拶をされました。 芦田会長に負けないよう健康の維持に努めていきたい。来年の高校進学を目指す中学生に対する説明会では、自分は元数学教授であったこともあり、数字を使って生徒に問いかけるようにしている。 例えば、西暦1876年は? 137歳は? 17/25は? これに答えられる生徒はだれもいません。前者は我が校の設立年、年齢でいうと137歳です。後者の分母25は平成25年、分子の17は県高校総体における優勝数です。結果、男子は総合優勝、女子は5位で男女総合3位という結果でした。来年こそは男女総合優勝の奪還を目指したいとと思っています。昨年は女子弓道部、百人一首の詠み手、陸上(ハードル)の3つの日本一がありました。 我が校のような進学者が大半の学校でこのようなことは全国的にもほとんど無い快挙であり、これもひとえに先輩方が築きあげられた伝統の持つ力だとおもっております。今後とも校訓「質実剛健・文武両道」のもとに頑張って行きたいと思っていますので、よろしくご支援のほどお願いしたい。
次いで庄司肇双松会々長が登壇され以下のごとく挨拶されました。
2020年の東京オリンピック招致を祝いたい。昭和の初期にIOC委員を務め、戦時下で幻に終わった東京オリンピック招致のため奔走された岸清一先生の没後80年を機に、近日中に顕彰式典を行う。我々の大先輩にこのような方がおられたことを記憶に留めておいてもらいたい。 双松会広報誌発行のため援助金を募ったところ、1,600人から500万円が寄せられた。この場を借りてお礼を述べたい。平成22年植え替えをした双松の新生松の1本が昨今の過酷な気象により、枯れ朽ちたため、双松の系統を引く松を再び植えることになり、目下準備中です。旧西川津校舎跡(現在は松江市所有の公園)に建てられた記念碑が松江市の好意により、公園整備後もそのまま残されることになった。 ご来賓のご挨拶が終わったところで、泉宏佳前事務局長(昭38年卒)より24年度の活動報告、前島紀夫会計担当(昭和38年卒)の会計報告、島村武宣監事(昭38年卒)の監査報告があり満場一致で承認されました。 続いて、恒例により北高OBの講演に移りました。講演のテーマは従来、高校時代の部活動が主でありましたが、今回は趣を変え、日本応用地質学界、日本地すべり学会、地盤工学学会の会員として地盤災害に取り組んでおられる理学博士 野崎保さん(昭和40年卒、16期)に新潟県からお越しいただき、話を伺うことになりました。 ![]() 熱弁を振るわれる野崎保理学博士(昭40年卒) ここ数年多くの大規模災害の発生により、地震・活断層・津波・地盤の液状化・深層崩壊・地すべり、山津波・洪水といった用語を日常的に見聞するようになりました。野崎さんは永年地質学者として調査研究を続けられ、その成果により地球科学賞(地学団体研究会)、功労賞(北陸地質業協会)をはじめ、本年は地盤工学貢献賞(地盤工学会)を受賞されました。また、四川大地震、東日本大震災の現場調査に参加されるなど国際的にも活躍されています。 野崎さんの講演の概要はココをクリックするとご覧になれます。 野崎さんの講演が終わったところで懇親会に移り、かってバレー部の雄として名をはせた石原道央さん(昭26年卒)が声高く乾杯の音頭をとられると、座が和み、懇親の輪があちこちに広がりました。以下に任意で選んだ写真を紹介し、懇親会の模様をお伝えします。 ![]() かってバレー部の雄として名をはせた石原道央(昭26卒)さんの乾杯の音頭
報告(HP担当福間三郎)
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